【2018年ドラフト候補】『華』のある選手〜安河内駿介投手〜
こんにちはtairaです。
みなさん、今シーズン武蔵ヒートベアーズで話題を集めている選手をご存知ですか。
その選手がこちら
今シーズンより武蔵ヒートベアーズへ入団した安河内駿介投手です。
今回はそんな安河内投手についてご紹介したいと思います。
BCリーグ入団
2017年BCリーグドラフト会議で1巡目指名を受け武蔵ヒートベアーズへ入団。
入団当初は中継ぎで登板していましたが、シーズン途中からは抑えを任されています。
成績(7/25現在)
試合数 25試合
投球回数 24 1/3回
防御率 0.73
勝敗 0勝0敗3S
奪三振 30
四死球 13
失点 4
自責点 2
チーム事情から抑えとしての登板機会が少なくセーブ数は多くありません。
しかし、防御率から彼の活躍が一目でわかると思います。
10試合以上登板している投手で防御率0点台は安河内投手ただ一人です。
もう一つ彼の特徴と言えるのが奪三振率。
*奪三振率とは投手が1試合完投したと仮定した場合の平均奪三振数
投球回数が多くないため、奪三振数は突出しているわけではありません。
そこで指標となってくるのが特徴であげた奪三振率です。
安河内投手をこの指標に当てはめると、11.25という数値になります。
完投した場合に約11個の奪三振を記録するということですね。
NPB基準でいうと、9.0を超えると典型的な三振をとる投手と言われています。
安河内投手はこのことから三振を多く取る投手ということがわかります。
抑え投手には三振を奪う力が必要とされるだけに、安河内投手は抑え投手の役割を十分果たしている成績を残しています。
去年のドラフト指名選手との比較
BCリーグで成績を十分残していることはわかっていただけたかと思います。
しかし、この成績でNPBからのドラフト指名がかかるのか...
そこで、昨年NPBよりドラフト指名された選手の成績を比較し、安河内投手のドラフト指名が現実的かを調べました。
横浜DeNAベイスターズ6位指名 寺田光輝投手(元石川ミリオンスターズ)
年齢も考慮して元石川ミリオンスターズの寺田投手を比較対象に考えていきます。
寺田投手の2017年度の成績です。
試合数 35試合
投球回数 41回
防御率 2.41
勝敗 0勝3敗10S
奪三振 31
四死球 28
失点 15
自責点 10
(シーズン途中ということで数字だけの比較は難しいですが...)
まずは防御率。
寺田投手も素晴らしい数字を残していますが、安河内投手の防御率の凄さを改めて感じる結果になりました。
安河内投手には失点しない投手として、シーズン終了まで0点代の防御率をキープしてもらいたいところです。
続いて奪三振率。
寺田投手は6.80という数値。こちらも安河内投手の方が勝る結果となりました。
数字だけだと安河内投手の指名は確実ですかね!
それでは、なぜ寺田投手が指名まで至ったのか。
色々な記事を読むと出てくるポイントが3つありました。
②切れ味抜群のストレート
一つ目は、サイドスローという投球フォーム。
少し変則的なフォームということもあり、ワンポイントで使われる場合もあります。
横浜には右のサイドスローの投手が多く在籍していることも指名された一つの要因になったのではないでしょうか。
二つ目は、切れのあるストレート。
MAXは146kmということなのでスピードではなくキレで勝負する投手なのでしょう。
三つ目は、カットボール。
サイドスローという投球フォームとの相性も良い変化球ですね。
カットボールだけでなくスライダーやツーシーム等、多彩な変化球を使い分けているとのことでした。
安河内投手にこの中で課題をあげるとすると 、③変化球でしょうか。
もともと安河内投手はストレート主体の投手のため変化球は少なめです。
しかし、NPBで活躍していくためには決め球となる変化球が必要不可欠!
そういう意味では、変化球のレベルも上げてさらにストレートの良さを引き立てて欲しいところです。
実際にNPBに指名された選手と比較してみましたが...
結局はNPB球団の補強ポイントに合致するかどうかが決め手でしょう。
どの球団も中継ぎ投手は不足気味の今シーズン。
安河内投手のようなストレートで三振が取れる投手は魅力的に感じるはず!
残り数ヶ月でドラフト会議が始まります。
残り数ヶ月、安河内投手という名前を皆さんも一緒にNPBのスカウトマンに広げていきましょう!