【2018年ドラフト候補】プロスカウトも注目する『一級品の素材』〜小沼健太投手〜
こんにちはtairaです。
今回はこちらの投手のご紹介です。
小沼健太投手です。
NPBスカウトマンも注目する小沼投手の成績を振り返りながら、ドラフト指名の可能性を考えていきます。
プロフィール
小沼 健太 Kenta Onuma
背番号 19 BCL2年目
生年月日 1998年6月11日 20歳
身長/体重 188cm/75kg
ポジション 投手
投打 右投げ右打ち
出身地 千葉県
身長188cm という長身を活かした投球スタイル。
角度のあるストレートは威力が抜群です。
変化球の球種も多彩で引き出しの多い投手です。
通算成績
2年目の今シーズン。
武蔵投手陣の中でも期待された投手の一人でしたが…
本人も納得いく数字を残せなかったのではないでしょうか。
防御率,投球回,四死球,失点と1年目の成績から数字を下げています。
勝利数も1年目同様”3勝”と大きく飛躍することはできませんでした。
しかし、成長を示した項目もあります。
それが”奪三振数”です。
35→49と確実に数値を伸ばしています。
要因として考えられのは球種の豊富さでしょうか。
全球種の精度をレベルアップできればこの項目はさらに伸びていくでしょう。
BCL選抜
小沼投手が2018年ルートインBCリーグ選抜メンバーに選出されました。
成績だけを見ると選出されたことに驚きもあります。
首脳陣からの期待が高い、あるいはNPBから選出のお声があったのでしょう。
リーグ期間中も小沼投手を熱心に視察する関西地区のスカウトマンの姿がありました。
このことから関西遠征メンバーに選出されたことは納得がいきます。
試合成績
1試合目 阪神戦 1回無失点 3者凡退
注目された投球成績。
一人のランナーも許さず最高のアピールとなったのではないでしょうか。
最後に
シーズンの成績だけを考えるとドラフト指名の可能性は難しく感じます。
しかし、小沼投手はまだ20歳という伸び盛りの選手。
NPBのスカウトマンもその伸び代に期待しているはずです。
となると、本指名ではなく育成指名の可能性は十分にあるでしょう。
武蔵で成長していく姿を見たいですが、NPBで投げるチャンスがあるならぜひ挑戦して欲しいです。
素材は一級品なので投手育成の上手いチームに指名されることを祈りたいと思います。
【2018年ドラフト候補】3度目の挑戦〜村田陽春投手〜
こんにちはtairaです。
今回はこちらの投手のご紹介です。
武蔵ヒートベアーズ投手陣の中心的存在、村田陽春投手です。
BCリーグ1年目から結果を残し、ドラフト候補として注目されてきました。
今年はBCリーグ3年目、勝負の年です。
今回は、これまでの村田投手の成績を振り返りながら、ドラフト指名の可能性を考えていきます。
プロフィール
村田 陽春 Takaharu Murata
背番号 15 BCL 3年目
生年月日 1993年8月16日 25歳
身長/体重 174cm/78kg
ポジション 投手
投打 右投げ右打ち
出身地 大阪府
身長174cmと野球選手としては決して大きくありません。
しかし、下半身が太く、力強い球を投げることができる投手です。
出身高校は名門の日南学園高校。
3年夏には甲子園での登板経験もあります。
福島の聖光学園相手に初戦敗退でしたが、村田投手は救援登板で聖光学園エースの歳内宏明(阪神)投手と投げ合っています。
卒業後は東京国際大学に進学。
2016年に武蔵ヒートベアーズへ入団しています。
通算成績
今シーズンは数値だけを見るとNPB入りには厳しい結果となってしまいました。
特に気になるのは防御率 。
1.2年目は抜群の安定感で2点台の防御率を残しました。
今シーズンはその安定感が影を潜め、5点台の防御率。
責任感が強い投手だけに、その強い気持ちが裏目に出てしまったのでしょうか。
本人もSNS上で、悔しい思い・情けない思いで投げていたことを明かし、来シーズンへの思いを呟いています。
〜NPBとゆう目標・目指しているとこから遠のく結果となってしまいましたが来年こそは行けるようになおかつ絶対行ける、行くとゆう気持ちと情けなさ、悔しさを忘れず秋季キャンプから取り組んでいきます!!〜
村田投手のInstagramより
来シーズンへ向けた強い気持ちが伝わります。
本来の力を発揮できれば十分にプロ入りの可能性がある選手だけに、来シーズンは気負わず1年間投げ抜いてもらいたいです。
役割(先発・中継ぎ・抑え)
村田投手がプロ入りした場合の役割を考えていきます。
先発・中継ぎ・抑えとBCリーグで様々な役割を経験している村田投手。
どの役割でも村田投手であれば力を発揮してくれるでしょう。
ですが、、中でも推したいのは先発投手。
今シーズンは完投を2度達成していることからスタミナは及第点。
何より決め球としている"チェンジアップ"が光るのは、先発投手と考えます。
緩急を上手く使うことで、最速151kmのストレートも輝きます。
持ち球にカットボールもあることから、緩急と細かく動く変化球で打者に的を絞らせず、長いイニングを打たせてとる投球が期待できます。
最後に
今シーズンの成績だけを考えるとドラフト指名の可能性は高くありません。
しかし、2年間の実績が評価されればドラフト指名の可能性は十分に考えられます。
本人の気持ちは既に来シーズンに切り替わっているようですが、25歳という年齢だけに、1年でも早くNPBで活躍する姿を見たいです。
9/11(火)群馬ダイヤモンドペガサス戦 試合観戦レビュー
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武蔵 |
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1 |
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勝利投手 [武蔵]中島(3勝9敗0S)
敗戦投手 [群馬]谷口(1勝1敗0S)
セーブ [武蔵]安齋(2勝4敗1S)
[群馬]カラバイヨ27号ソロ
[武蔵]
バッテリー
[群馬]ラミレス、庄司、谷口、中野 - 速水
[武蔵]村田、宮森、岡本、上原、中島、安齋 - 木水、富田
ダブルヘッダーの2試合目。
前半の新潟戦は打撃陣の活躍により逆転勝利を納めています。
投手陣も戸谷投手と安河内投手以外は全員スタンバイ状態。
武蔵投手陣が強力群馬打線をどう抑えていくかがポイントになるでしょう。
〈試合振り返り〉
1回表
今期最終戦の先発マウンドは村田投手。
注目の立ち上がりですが、見事3者凡退に抑えます。
1回裏
1番に関口選手を起用するという超攻撃型打線の武蔵。
関口選手は三振に倒れましたが、そこから3連続四球を選び1アウト満塁のチャンス。
群馬先発のラミレス投手は制球に苦しみます。
1アウト満塁の場面で打席には青木選手。
ライト前のタイムリーヒットで武蔵が先制します。
尚も1アウト満塁と追加点のチャンス。
立ち上がり苦戦するラミレス投手を捉えたいところでしたが、6番鈴木選手、7番熊谷選手は凡退。
満塁のチャンスでしたが1点止まりとなりました。
2回表
先制を許した群馬がすぐさま反撃を仕掛けます。
リーグホームラン数トップの4番カラバイヨ選手に一発が飛び出し、すぐさま同点に追いつきます。
村田投手の悔しそうな表情が印象的です。
しかし、後続は熊谷選手の素晴らしいプレーもあり、ソロホームランの1点のみに抑えます。
5回表
ここまで群馬打線に対して1失点と踏ん張りをみせていた村田投手。
しかし5回、先頭の速水選手と久保田選手に連打を浴びてノーアウトで1.3塁のピンチを招きます。
ここから村田投手がギアを入れ替えます。
8番鹿沼選手を三振に取って1アウト。
9番大橋選手も三振に取って2アウト。
そして1番青木選手を迎えます。一球一球に気持ちが入った投球。
見事に青木選手をライトフライに打ち取り、最大のピンチを切り抜けます。
村田投手はこの回で降板となりましたが、5回1失点で先発投手としての役割を果たしてくれました。
6回表
2番手としてマウンドに上がったのは宮森投手でしたが、、
先頭の藤井選手にいきなりヒットを浴びます。
続く井野口選手には四球。これでノーアウト1.2塁のピンチ。
そしてこの日ホームランを放っている強打者カラバイヨ選手を迎えます。
宮森投手も気負けせずカラバイヨ選手に真っ向勝負。
見事にファーストフライに打ち取り1アウトを奪います。
続く打者も強打者富田選手。
宮森投手はここもショートフライに打ち取り2アウトまでこぎつきます。
しかし、強力群馬打線。
簡単には終わらせてくれませんでした。
6番の速水選手が左中間への長打を放ちます。
この当たりでランナーが2人かえり、3対1と群馬に2点のリードを許すことに。
ここで武蔵は宮森投手を諦めます。
3番手としてマウンドに上がったのは岡本投手。
これ以上の追加点は許したくない状況で打席には7番久保田選手。
見事にセンターフライに打ち取り、ゲームが崩れかけたところを食い止めました。
6回裏
2点のリードを許した武蔵ですが、すぐに反撃に出ます。
1アウトから代打の宮之原選手がセンター前ヒットで出塁をします。
前半の新潟戦から宮之原選手は大当たり。
続く4番山川選手は四球を選び1アウト1.2塁とチャンスを作ります。
5番青木選手はアウトとなりますが、6番鈴木選手が左中間へのタイムリーヒット。
2塁ランナーの宮之原選手が生還。
1塁ランナーの山川選手も果敢にホームを狙いタッチプレーとなります。
判定は、、、
「アウト」
この回、同点とはなりませんでしたが、1点を返し追い上げます。
7回裏
群馬はラミレス投手から庄司投手へ継投。
1アウトから富田選手がセンター前ヒットで出塁します。
続く竹澤選手は四球を選び、チャンスで打席に向かうは関口選手。
センター前へ同点のタイムリーヒットを放ちます。
前半の新潟戦に続き、関口選手がまたしても結果を残してくれました。
後期は調子が下降気味でしたが、最終戦で素晴らしい活躍です。
押せ押せムードの武蔵でしたが、2番末永選手は痛恨の併殺打。
この回も1点止まりですが、同点に追いつきます。
8回表
同点に追いついた武蔵は4番手上原投手から中島投手に継投します。
この回、群馬は2番からと好打順。
先頭の藤井選手がライトへのヒットで出塁し、打席には強打者井野口選手。
嫌な雰囲気が立ち込めましたが、中島投手が踏ん張ります。
3番井野口選手の投手への強烈な打球をしっかりと捕球。
併殺打に打ち取ります。
4番のカラバイヨ選手もライトフライに打ち取り、群馬の上位打線からの攻撃を無失点に抑えます。
8回裏
流れが武蔵に傾きかけたところで、群馬も投手を交代。
谷口投手がマウンドに上がります。
宮之原選手はショートゴロに倒れますが、4番の山川選手がチャンスを作ります。
右中間へ強烈な打球。
俊足を飛ばし、見事スリーベースヒットとなります。
勝ち越しのチャンスで打席には青木選手。
先制のタイムリヒットを放っているだけに青木選手に期待がかかりましたが、三振でツーアウトとなります。
打席には鈴木選手。
なんとここで谷口投手がワイルドピッチ。
思わぬ形で武蔵が勝ち越しに成功します。
9回表
1点リードの最終回。
本来であれば安河内投手でしょうが、前半の新潟戦で登板しています。
そんな状況でマウンドを任されたのは安齋投手。
来シーズン、安河内投手が不在となれば、抑えは安齋投手となりそうですね。
速水選手に四球を与えてしまいましたが、安定した投球で9回を無失点に抑えゲームセット。
最終戦は見事連勝でシーズンを終えることができました。
武蔵エキサイティングプレイヤー
最終戦はこちらの選手にしたいと思います。
山川隆介選手
2打数1安打 2四球 1得点
1回・6回は四球を選びチャンスを広げる活躍。
8回は自慢の俊足を飛ばしスリーベースヒット。
その後、決勝点のホームを踏みました。
主将として苦しいシーズンを過ごした山川選手。
最終戦もプレーでチームを引っ張ってくれました。
最終戦を終え
終わりよければ全て良し。。
そんな簡単な言葉では終わりたくはありません。
しかし、最終戦は来シーズンに向け好材料が見えたのも事実です。
来シーズンに向け、これからチームは一新すると思います。
チームに残る選手には今シーズンの悔しい成績を糧に、奮起してくれることを期待します。
9/11(火)新潟アルビレックスBC戦 試合観戦レビュー
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計 |
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武蔵 |
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X |
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7 |
2 |
勝利投手 [武蔵]戸谷(2勝10敗3S)
敗戦投手 [新潟]前川(7勝10敗2S)
セーブ [武蔵]安河内(1勝0敗6S)
本塁打 [新潟]
[武蔵]関口12号満塁
バッテリー [福島]前川、小野、長谷川 - 土井、齋藤
[武蔵]戸谷、安河内 - 富田
シーズン最終戦は雨の振替試合が重なりダブルヘッダーとなりました。
デーゲームの新潟戦、先発は戸谷投手。
ダブルヘッダーということで、武蔵は投手陣を温存したいところ。
先発の戸谷投手がどこまで投げることができるかが鍵になります。
〈試合振り返り〉
1回表
注目の戸谷投手の立ち上がり。
2番知野選手にツーベースを許します。
しかし後続の3,4番を連続三振に。
初回ピンチを作りましたが無失点で切り抜けます。
1回裏
先頭の加藤選手は三振に倒れますが、2番宮之原選手がチャンスメイク。
センターへのスリーベースで1アウト3塁と先制のチャンス。
続く山川選手がきっちり犠牲フライを放ち、武蔵が先制に成功します。
2回表
新潟打線が繋がりをみせます。
5番楠本選手6番足立選手の連打で0アウト1・3塁。
7番菊地選手がセンター前へタイムリーヒット。
3連打で新潟はすぐに同点に追いつきます。
その後、満塁の場面で宮沢選手の走者一掃のスリーベースや知野選手のタイムリーなどが飛び出し、新潟が一挙5得点。
3回裏
逆転を許した武蔵ですが野手陣が奮起します。
竹澤選手加藤選手の連打でチャンスを作り、バッターは宮之原選手。
バットを折りながらもライトへのタイムリーツーベースで1点を返します。
尚もチャンスで山川選手でしたが四球となります。
満塁となり最も頼りになる選手、関口選手に打席が回ります。
ホームランが出れば逆転という絶好の場面。
振り抜いた打球はバックスクリーン右横への逆転満塁ホームランとなります。
現地で観戦された武蔵ファンが望んだ通りの結果だったのではないでしょうか。
ここぞという場面で必ず期待に応えてくれる関口選手、流石です。
7回表
2回以降は見事な投球で新潟打線を無失点に抑える戸谷投手。
7回も得点圏にランナーを許しましたが、無失点に抑えます。
戸谷投手は勝利投手の権利を保有し7回で降板。
7回を投げ5失点、戸谷投手らしい粘りの投球でした。
7回裏
新潟は7回からドラフト候補の長谷川投手がマウンドへ。
長身から角度のある球を投げ込む投手のようです。
長谷川投手は2回を投げ武蔵打線をノーヒットに抑え込みました。
8回裏
武蔵もドラフト候補の安河内投手を8回からマウンドへ。
長谷川投手とは対照的で決して長身とは言えない安河内投手。
しかし、安河内投手の球威ある直球は長谷川投手に負けていません。
安河内投手も回跨ぎで8回9回を投げ、新潟打線をノーヒットに抑え試合終了。
回跨ぎできるポイントをNPBスカウト陣にアピールできたのではないでしょうか。
試合終盤のドラフト候補の投げ合いは見ごたえ抜群でした。
ダブルヘッダーの前半戦を見事に勝利した武蔵。
このまま後半の群馬戦も勢いそのままに勝利を掴み取れるのか。
武蔵エキサイティングプレイヤー
逆転満塁本塁打を放った関口選手です。
試合の決勝点を放ち、4番としての役割を見事に果たす活躍。
守備では慣れないサードを守り、無難に切り抜けていました。
不調の時期を乗り越えた関口選手。頼もしい主砲が帰ってきました。
【栃木ゴールデンブレーブス】村田修一選手『正式に』現役引退を表明。彼が与えるBCリーグへの大きな恩恵。
こんにちはtairaです。
村田修一選手(37)が栃木最終戦の9/9(日)、現役引退を正式に表明しました。
村田選手が栃木に加入することが発表されたのは、リーグ開幕直前の3月。
NPBの球団からオファーを待つも進展がなく、7月末までのNPB復帰を目指し独立リーグでプレーするというものでした。
残念ながら目標としていたNPB復帰とはなりませんでしたが、村田選手のBCリーグでの活躍はリーグの記録に残るもの。
今回はそんな村田選手のBCリーグでの活躍をご紹介していきます。
2018年リーグ成績
まずは村田選手の今シーズンの打撃成績をご紹介していきます。(9/8時点)
打点
成績を振り返ると、特筆すべきは打点でしょうか。
62打点はリーグ4位の成績(9/8時点)、もちろんチームの打点王です。
開幕直後は怪我の影響で試合に出場できない時期がありながらこの成績。
巨人時代は得点圏に強いイメージはありませんでしたが、BCリーグで能力の違いを見せつけた結果でしょう。
本塁打
村田選手といえば「本塁打」というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
しかし、村田選手は日本代表で4番を務めた選手。
14本という数字は、少し物足りない印象を受けます。
せっかくなら横浜時代の本塁打狙いの打撃で、BCリーグの本塁打王を狙って欲しかった気持ちもあります。
この後に紹介する打率成績から見ても、今シーズンはチームバッティングを徹底したことが見て取れます。
打率
打率も.346と高打率を記録。こちらもチームトップの成績。
NPB時代の数字と比較するのはナンセンスかと思いますが、キャリアハイの数字です。
この打率を残せた要因として考えられるのは出塁率を残せたことでしょう。
計算したところ.518という数字を残しています。
この数字は2打席に1度は出塁しているというものです。
その他にも中々注目されない犠飛。
こちらはリーグトップの数字を記録しています。
四球を選んだり犠飛といったチーム打撃を徹底したことで自ずと高打率を記録することができたのではないでしょうか。
BCリーグに与える恩恵
今シーズンのBCリーグは村田選手のニュースで、シーズン最後まで盛り上がりをみせています。
昨年度は地上波で取り上げられることは少なかったですが、村田選手のおかげで多くのメディアを動かし『BCリーグ』の知名度を上げることができたのではないでしょうか。
来場者数は「6025名」というBCリーグでは類を見ない数字を記録します。
昨年度は栃木最終戦(36試合目)で、年間観客動員数3万人を突破していることから、1試合6000人という異様な来場者数を記録したことを理解していただけるでしょう。
この来場者数からもBCリーグが少しずつ盛り上がりを見せていることがわかります。
村田選手が引き起こした盛り上がりを一瞬の盛り上がりにしてはいけません。
来シーズンは新球団が参入することが決定しています。
これもまた各メディアに取り上げられる一つのチャンス。
各球団が観客動員数を増やすため、色々な施策を打っていますが、今こそ、このタイミングだからこそ、リーグ運営本部が大きな施策を打ってみることが必要なのではないでしょうか。村田選手に引き寄せられたメディアをリーグ運営本部がうまく利用していくことが、今後のBCリーグ発展に繋がっていくと私は考えます。
最後になりましたが村田選手。
1年間BCリーグを盛り上げていただきありがとうございました。
今後もどんな形であれ日本野球界を盛り上げていってください!
8/26(日)福島ホープス戦 試合観戦レビュー
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福島 |
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武蔵 |
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1 |
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2 |
勝利投手 [武蔵]安河内(1勝0敗5S)
敗戦投手 [福島]ロンドン(1勝1敗5S)
セーブ
本塁打 [福島]
[武蔵]
バッテリー
[福島]ビスカヤ、青木、大河原、ロンドン - 赤松
[武蔵]戸谷、小沼、安齋、中島、安河内 - 富田、横田、木水
前日の栃木戦の勝利で勢いに乗る武蔵。
ヒートベアーズ北本スタジアムとなった記念試合で勝利を挙げることができるのか。
<試合振り返り>
前日の栃木戦とは変わって投手戦の序盤に。
両チーム4回まで無得点と緊張感ある試合となります。
5回表
先発投手としてポイントとなる5回。
戸谷投手はこの回も無失点に抑えます。
5回で降板となってしまいましたが、今日の戸谷投手は素晴らしかったです!
5回裏
好投する戸谷投手のためにも得点が欲しい武蔵。
先頭打者の鈴木選手がセンターへのスリーベースヒットで出塁します。
8番山田選手は三振に倒れてしまい1アウト。
続くは9番竹澤選手。
見事なライトへのタイムリーヒット。
武蔵が先制に成功します。
その後2アウトとなりますが、またもチャンスを作ります。
2番加藤選手がピッチャー強襲の内野安打で出塁。
3番山川選手が四球を選び満塁となります。
満塁のチャンスで打席には関口選手。
チームの期待に応えるライト前への2点タイムリーヒット。
4番としての役割をしっかり果たしてくれました。
5回終了時点で3-0と武蔵はリードすることに成功します。
6回表
6回からは小沼投手がマウンドへ。
しかし4番5番に連打を浴びていきなりの失点。
見ていて調子はあまり良くないように感じました。
しかし、2回を投げ2失点と踏ん張りリードを守りきってくれました。
7回裏
1点差に詰め寄られた武蔵。
追加点を奪いに攻撃陣が奮闘します。
加藤選手のセカンドゴロ、山川選手のライトへのスリーベースヒット、熊谷選手のスクイズで3点の追加点に成功します。
8回表
8回からは安齋投手がマウンドへ。
2アウトまで漕ぎ着けるもワイルドピッチとエラーが絡み2失点。
安齋投手は残念ながらここで降板となり、マウンドには中島投手があがります。
2アウト1・2塁のピンチでしたが、中島投手が見事に切り抜けてくれました。
9回表
2点リードの9回。マウンドにはもちろんこの人。
安河内投手です。
しかし、簡単には終わらせてくれませんでした。
3番から始まる好打順でまさかの0アウト満塁の大ピンチ。
長打が出れば逆転の可能性すら出てきました。
ただ、ここからが安河内投手です。
6番高橋選手、7番福士選手を連続三振に。
2アウトとなり打者は8番の奈良選手。
なんと、ライト前へのタイムリーで同点となってしまいます。
安河内投手がまさかのセーブ失敗。。
しかし、後続をなんとか打ち取り逆転は許しませんでした。
9回裏
逆転を信じる9回。
応援団が観客席を鼓舞し、雰囲気を作ってくれます。
先頭打者は3番の山川選手。
ショートへのゴロでしたが、エラーにより0アウトから出塁します。
続くは4番関口選手。
見事ライトへのツーベースヒットを放ちます。
これで0アウトでランナー2・3塁とサヨナラの大チャンス。
5番の熊谷選手は残念ながらセカンドフライに倒れ1アウト。
しかし途中出場のこの男がやってくれました。
この日初めての打席に立つ木水選手です。
バットを折られながらも執念でセンター前へサヨナラとなるタイムリー。
最後は完全に気持ちでもっていってますね。
3塁ランナーの山川選手が生還し試合終了となりました。
チームが喜ぶ中で印象に残ったのはこのシーン。
安河内投手が木水選手の元に駆け寄り抱きついてました。
よっぽど嬉しかったのか、木水選手が少し苦しそうに見えます。。
サヨナラ勝利でさらに勢いが出てきた武蔵。
残り数試合となりましたが、この勢いで少しでも多く勝利を見せて欲しいです!
武蔵エキサイティングプレイヤー
もちろんこちらの選手。
木水誉之選手
1打数1安打 1打点
サヨナラタイムリーの木水選手です。
途中出場が多いため打席に立つ機会が少ない木水選手。
その中で大きな仕事をやってくれました。
今後も木水選手の打席には期待しましょう!