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BCリーグに所属する『武蔵ヒートベアーズ』を中心とした野球ブログ

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【栃木ゴールデンブレーブス】村田修一選手『正式に』現役引退を表明。彼が与えるBCリーグへの大きな恩恵。

こんにちはtairaです。

村田修一選手(37)が栃木最終戦の9/9(日)、現役引退を正式に表明しました。

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村田選手が栃木に加入することが発表されたのは、リーグ開幕直前の3月。

NPBの球団からオファーを待つも進展がなく、7月末までのNPB復帰を目指し独立リーグでプレーするというものでした。 

残念ながら目標としていたNPB復帰とはなりませんでしたが、村田選手のBCリーグでの活躍はリーグの記録に残るもの。

今回はそんな村田選手のBCリーグでの活躍をご紹介していきます。

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2018年リーグ成績

まずは村田選手の今シーズンの打撃成績をご紹介していきます。(9/8時点)

 

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打点

成績を振り返ると、特筆すべきは打点でしょうか。

62打点はリーグ4位の成績(9/8時点)、もちろんチームの打点王です。

開幕直後は怪我の影響で試合に出場できない時期がありながらこの成績。

巨人時代は得点圏に強いイメージはありませんでしたが、BCリーグで能力の違いを見せつけた結果でしょう。

本塁打

村田選手といえば「本塁打」というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。

本塁打もコンスタントに放ち14本塁打でチームの本塁打王

しかし、村田選手は日本代表で4番を務めた選手。

14本という数字は、少し物足りない印象を受けます。

せっかくなら横浜時代の本塁打狙いの打撃で、BCリーグ本塁打王を狙って欲しかった気持ちもあります。

この後に紹介する打率成績から見ても、今シーズンはチームバッティングを徹底したことが見て取れます。

打率

打率も.346と高打率を記録。こちらもチームトップの成績。

NPB時代の数字と比較するのはナンセンスかと思いますが、キャリアハイの数字です。

この打率を残せた要因として考えられるのは出塁率を残せたことでしょう。

計算したところ.518という数字を残しています。

この数字は2打席に1度は出塁しているというものです。

その他にも中々注目されない犠飛

こちらはリーグトップの数字を記録しています。

四球を選んだり犠飛といったチーム打撃を徹底したことで自ずと高打率を記録することができたのではないでしょうか。

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BCリーグに与える恩恵

今シーズンのBCリーグは村田選手のニュースで、シーズン最後まで盛り上がりをみせています。

昨年度は地上波で取り上げられることは少なかったですが、村田選手のおかげで多くのメディアを動かし『BCリーグ』の知名度を上げることができたのではないでしょうか。

結果的に、村田選手の引退試合となった栃木最終戦

来場者数は「6025名」というBCリーグでは類を見ない数字を記録します。

昨年度は栃木最終戦(36試合目)で、年間観客動員数3万人を突破していることから、1試合6000人という異様な来場者数を記録したことを理解していただけるでしょう。

この来場者数からもBCリーグが少しずつ盛り上がりを見せていることがわかります。

村田選手が引き起こした盛り上がりを一瞬の盛り上がりにしてはいけません。

来シーズンは新球団が参入することが決定しています。

これもまた各メディアに取り上げられる一つのチャンス。

各球団が観客動員数を増やすため、色々な施策を打っていますが、今こそ、このタイミングだからこそ、リーグ運営本部が大きな施策を打ってみることが必要なのではないでしょうか。村田選手に引き寄せられたメディアをリーグ運営本部がうまく利用していくことが、今後のBCリーグ発展に繋がっていくと私は考えます。

 

最後になりましたが村田選手。

1年間BCリーグを盛り上げていただきありがとうございました。

今後もどんな形であれ日本野球界を盛り上げていってください!

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